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編集観点で見る!Webライターが短時間に文章力アップする4つのポイント

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Webライターを始めて、クラウドソーシングなどで実際に案件を受けられるようになってくると、次に来るのは

文章をもっとうまく書くにはどうしたら……?

という悩みでしょう。

今回は、実際にライターさんから納品された原稿を編集した経験がある筆者が「気を付けると文章が良くなる」4つのポイントをお伝えします。

本記事では、文章表現を中心にまとめてみました。

とうせ

文章表現は推敲時にチェックしやすいポイントなので、文章表現を直すだけでも、文章は格段に読みやすくなりますよ!

目次

「伝聞形」はNG!

まず、文章を「伝聞形」で書くのはやめましょう。

具体的には

~と言われています

~のようです

というような表現です。

こういう明言を避ける表現は「自信がない」時に出がちなのですが、Webライターとしては「自信を持って『そうです』と言えるまで調べてから書く」姿勢が重要です。

もちろんコピペもNG!コピペを避けるには?

また、調べた結果理解しきれずに、そのまま資料を引き写してしまう方も時折見受けられるのですが、これは「コピペ」「剽窃」と言われる行為です。

コピペ・剽窃は判明すると、最悪、発注停止などの重いペナルティを受けることになります!

コピペにならない資料の調べ方・書き方をわかりやすくまとめた本は『コピペと言われないレポートの書き方教室 (新曜社) 』がおすすめです。

この本は「初めてレポートを書く大学生」に向けて、守るべきルールをコンパクトにまとめた本です。大学生向けではありますが、Webライターにとっても十分に応用できる内容です。

1~2時間程度で軽く読めて、机の横におけるボリュームながら、

  • 学術的に正しい引用の仕方
  • 参考資料の出し方
  • 「自分の」意見の出し方

まで解説している良心的な内容ですので、コピペ対策を学ぶには、これ1冊で充分だと思います。

「冗長表現」もNG!

冗長表現というのは、下記のような表現のことです。

〜することができます

〜ものである

これらの冗長表現は

〜することができます→~できます

〜ものである→~がある

というように短縮できます。

同じような意味であれば、Webライティングの場合は特に、出来る限り短くまとめたほうが読まれやすくなります。

Webライティングにおける「正解」は読者とクライアントに評価される文章

このような持って回った言い方をする動機は、伝聞形を使う理由と似た面があります。

具体的には、

  • 文章を書きなれていなくて自信を持てないから、何とかやわらげたい
  • 文章の内容を増やせないので、文末表現で文字数を増やしたい

という理由が考えられます。ただ、こういう目論見は編集者をはじめとしたクライアントには何となく伝わってしまうものですし、文章も回りくどくなり、伝えるべき読者にも伝わりにくくなります。

出来る限り避けましょう。

代名詞・指示語を控える

代名詞・指示語を多用しないことも、Webライティングにおいて重要です。

具体的には

これ

あれ

前述の

前者・後者

という表現を控えましょう。

Web上に公開する文章は、可能な限り目的語を省略せず、何度も具体的に書くのがお勧めです。

Webライティングでは「くどい」くらいがちょうどよい

指示語が多い文章は専門ジャンルをお持ちの方によく見られますが、Webライティングでは「これくらいわかるだろう」は厳禁です。

Webライティングは流し読み前提の読み物なので、1段落以上前のこと、場合によっては1文より前のことはあまり覚えていないものと心得ましょう。

少々「何度も書いて、くどいかな?」と思う程度でちょうどよいことが多いです。

漢字・平仮名のバランスを考える

漢字・平仮名のバランスは、メディアによって好みがありますので、一概には言えません。

平仮名ばかりの表現が好まれるメディアがある一方、漢語が多めで堅めの言い回しを好むメディアもあります。

各メディアにおける漢字・平仮名のバランスの好みについては、記事を書く予定のメディアの他の記事を10本くらい軽く読んでみて、大まかな傾向をつかむのかお勧めです。

寄稿先メディアの「研究」を行いましょう!

Webライティング案件を請けるときに「どのメディアに寄稿するのか」を把握していない方もたまにいるのですが、知らないままでいるのはお勧めしません。

仮に新規メディアで、まだ世の中に存在していないメディアであったとしても、良心的な発注先であれば、大まかなジャンルや参考メディア・情報くらいは教えてくれるものです。

出来る限り情報を手に入れて、対象メディアの特徴を研究するようにしましょう。

メディアについての情報を聞いても全く教えてくれない発注先はあまり誠実ではありません。執筆先の情報を教えてくれないと分かった段階で、その企業との取引を辞めてもよいくらいだと個人的には考えます。

文章を書くときに気を付けるべき点は他にもある!

今回の記事でご紹介した、下記4つのポイント以外にも、文章を書くうえで気を付けるべきことは多くあります。

  • 伝聞形を避ける
  • 冗長表現を避ける
  • 指示語・代名詞を控える
  • 漢字・平仮名のバランスを考える

こちらの記事も参考になるので、ぜひご覧ください。独学の際に使える、おすすめ書籍中心に紹介しています。

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文章を良くするために一番効率が良い方法は?

そして、文章をより良くする為に一番効率が良いのは、「信頼できる読み手から、具体的な意見をもらうこと」です。

ただ、文章を読まれる行為は意外と恥ずかしいものですし、意見をもらうことは更に勇気が要るものです。特に、誰でも見られるblogやSNSで公開し続け、意見を求められる方は限られています。

このハードルを下げるために、不特定多数には見られない場所であるオンラインコミュニティで添削を受けるのも一つの方法です。

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仮に、1人の講師ではカバーできない内容であっても、講師3人全員が全く対応できないということは2021年2月の開始以来、1度もありませんでした。

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特に、主宰・とうせのカバー領域は

  • ディレクションのトラブル対応
  • 企画の作成方法
  • 仕事の取り方
  • 得意分野の見つけ方
  • タスク優先順位のつけ方
  • Slackなどのツールの発展的な使い方

など、一般的なWebライターコミュニティがカバーできないと考えられる範囲が得意分野です。

「ライティングについての的確な回答」のみならず、「他とは一線を画した」ハイレベルな回答や「ライティングのその先」を見据えた回答が受け取れるのもSP-ACEの強みです。

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この記事を書いた人

とうせななみのアバター とうせななみ SP-ACE発起人/プロダクトマネージャー(PdM)

東京大学文学部卒。大学卒業後、複数のソーシャルゲーム企業でゲームの企画・運営に従事。
現在は東証一部上場企業に勤務し、プロダクトマネージャーとしてアプリサービス運営・ディレクションに従事。経済メディアに寄稿多数。その傍ら1件300円の企業調査サービス「ブラック企業アラート」を運営中。ライター勉強会コミュニティ「SP-ACE」主宰。

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