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「ライターさんに専門用語を振り回さない」コンテンツディレクターになるには

Webライター

このディレクターさん、すごく難しい言葉を使うなぁ……

と思ったことはありませんか?

しかし、ディレクション側に立ったとき、気づかないうちに専門用語を振り回してしまっている可能性があります。

自分が今のWebライターと違う立場になったときに専門用語をむやみに振り回さないためのコツを、Web・アプリディレクション歴10年の筆者からお伝えします。

目次

依頼者になったら、専門用語を使わないようにする

最も伝える力が身につくのは専門用語を使わないで伝えることです。

Webライターの方がやり取りする相手はIT系だったり、出版系だったりと、専門用語を使う頻度が高い相手が多い傾向にあります。

ただ、彼らが使う専門用語を、依頼先のライターさんが同じように理解できるわけではありません。

専門用語をそのまま使うのではなく、出来る限り相手がわかるように噛み砕きながら説明するようにしましょう。

仕事で知らない言葉があった時は、後で調べておくのが大事!

依頼する側になった場合は、可能な限り専門用語を使わないように注意する必要がある一方、依頼側=ディレクターになると、Webライターだった時と比べると、色々な職種の方と話をする機会も増えます。色々な職種の方とスムーズにやり取りするためにも、出来る限り知識は広げておいて損はありません。

打ち合わせや、日常的なやり取りの中で知らない言葉に出会ったときは、後でGoogleなどで意味を調べて、覚えておくのがお勧めです。

コミュニティなど、気軽に質問できる環境がある場合は、そちらで質問してみるのも良い方法でしょう。

ライターさんにフィードバックするときの注意点

とはいえ、「専門用語を使わないようにしましょう」だけでは、曖昧過ぎて何をしたらいいのかわからないと思います。特に注意すべき点を2点、まとめてみました。

ライターさんへのフィードバック時の参考にしてください。

注意点1:可能な限り、基準を示して指摘する

実は、「ダメ。やり直し」「文章が変」とだけ伝えるフィードバックは、フィードバックしている側がサボっている証拠でもあります。

やり直しを求める以上は、最低限、

  • どの箇所が検収基準に合っていないか
  • どう直したらよいのか

の2点を明確にする必要があります。

良くない例:
タイトルがダメです。書き直してください

いい例:
タイトルの文字数が30文字を超えているので、30文字以内におさめてください。
また、タイトルの中に、今回ご依頼したキーワードを含めていただけますでしょうか。

注意点2:具体例を添える

タイトルや見出し、文法については、基準を示せることも多いのですが、「表現をメディアに合わせて調整してほしい」というような、曖昧な要素がどうしても残ってしまう修正依頼の場合は、出来る限り

  • 参考にしてほしい記事のURL
  • 文章の例

をフィードバックに含めて指示するようにしてください。

良くない例:
弊社の他記事に合わせて修正してください。

良い例:
事前に正しくお伝え出来ず恐縮ですが、
弊メディア内では記事間で下記を合わせるようにしています。

・平仮名の分量
・敬体に統一する


下記の記事を参考にしていただき、上記2点中心に文体の調整をお願いできますと幸いです。

http://~

ただ、「テイスト・文体の調整」というような指示は、どんなに頑張って説明しても曖昧さが残ります。

上記のように出来る限り具体例を示して依頼したとしても、

ディレクター

そういうことじゃないんだよなぁ……

と思わずつぶやきたくなる修正稿が上がってくることもよくあります。

依頼側としては「そういう状況が当たり前」と捉えておく方が仕事を進めやすいでしょう。

曖昧な要求に対して、求めていることを汲んで的確に対応できるWebライターさんは実在します。
ただ、そういう方は他になかなか見つからないものです。出来る限り継続してもらえるように、特に誠実に対応するのがおすすめです。

専門用語を使わずに伝えようとするとどうなる?

本記事では例として、Webライティングで良く出てくる言葉である「キーワード/KW」専門用語を使わずに説明してみます。

いきなり前提なく「キーワードが~」というコンテンツディレクターさんはよくいますが、「キーワード」という言葉自体はどの文脈でも使える言葉です。

SEO(サーチエンジン最適化)の文脈を踏まえて「キーワード」がどういう役割を示すのかを説明する必要があります。

キーワード/KWを説明してみた例

キーワード:
Google等の検索サイトで、探し物をするために入力する単語のことです。「(記事のテーマで)探し物をしたい」と思ったときに入力してもらえそうな単語を選んで指定します。基本的には1文節で構成されていて、助詞(は・がなど)は含みません。
検索エンジンでこの言葉で探そうとしたとき、出来る限り検索結果の上に表示されるようにしたいので、執筆をご依頼する記事の中に自然な形で入れ込んで欲しい言葉でもあります。

KW:
上記の「キーワード」の略語です。KeyWordの綴りをもとに略されています。意味は「キーワード」と同じです。

本来は、コンテンツマーケティングの文脈を知らない方向けには、これくらい前提と目的を説明しないと、理解されにくいものです。

普段の仕事で単語1つで完結させてしまっている言葉について、

ディレクター志望のWebライター

全く知らない人に教える気持ちで伝えるならどう書くだろうか?

という点に気を付けて説明を書いてみると、さらに理解が進みます。

専門用語が便利につかえる局面もある!

とはいえ、専門用語・略語にも便利な面があるのは忘れてはいけません。相手も同じ程度、前提知識を持っていることがわかっていれば、効率よくコミュニケーションができます。

その結果、相手から信頼を勝ち取るまでの期間がグンと短くなるのです。

事実、日常のメディア運営の現場で、毎回「Google等の検索サイトで~」と説明している暇と時間はありませんし、同僚もそういう説明を求めていないことがほとんどです。一定程度関係性ができている相手に対しては、適切に専門用語を使えたほうが良いのは間違いありません。

相手の理解力を探るためのコツ

つまり、専門用語を使うべきかどうかは

  • 伝えたい相手が持っている前提知識の量
  • 伝えたい相手の理解度

をやり取りの中で推測して、それに応じて決める必要があるということです。

これを上手に推測するには、経験とコツがあるのですが、全てを伝えることは難しいので、「どのレベルの用語を使ったらいいのか」を推しはかるために使える簡単な方法をご紹介します。

方法1:相手が「どれくらい専門用語・略語」を使いたがるかを観察する

まず、話したり、テキストでやり取りしている相手がどれくらい専門用語・略語を使いたがるかを観察します。

基本的には、初対面の相手に対していきなり専門用語・略語を使う相手は、使っている用語の意味をそこまで深くは理解していないことが多いです。むしろ、初対面の相手に専門用語・略語を一切使わずに話せる人の方がとんでもなく仕事ができるものです。

ただ、専門用語の内容によって、相手の仕事上のバックグラウンドがわかるので、理解度の推測に役立ちます。用語によってどの業界出身かは大まかにわかりますし、場合によってはどの会社出身かも推測できてしまうことがあります。

例えば、「リクルート用語」はリクルート社内で使われている言葉を指します。リクルート用語の一部が別の会社の社内用語になっていることもありますが、特徴的なので覚えやすいです。

目黒で働いています
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リクルート用語が覚えやすい記事の例

方法2:簡単な説明をしたときの相手の返答や反応を観察する

また、実際に会っている時やビデオ面談で使える方法として、試しに簡単な説明をして、

  • 相手の返答内容
  • 返答までにかかった秒数
  • 視線がどこにあるか
  • 声の調子

を観察して判断するという方法も使います。その観察結果を踏まえて、「これくらいの理解度かな」と仮説を立ててやり取りしていくのです。

この観察基準は文字で書くのが難しいので、これ以上細かくは書けません。

観察の結果、実際にどういうことが起きているかについては、SP-ACEに入会いただき、実際にとうせ(筆者)と面談いただくと体感できます。

そして、2021年12月6日まで、SP-ACE第7期募集中です!

新規入会の方に限り、

  • 他の参加者から質問が見えない状態で質問し放題
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の「内緒話プラン」も初月から利用可能です。

Webライターとして、更にステップアップしてコンテンツディレクターを目指す方にもご満足いただける内容を準備してお待ちしています!

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この記事を書いた人

とうせななみのアバター とうせななみ SP-ACE発起人/プロダクトマネージャー(PdM)

東京大学文学部卒。大学卒業後、複数のソーシャルゲーム企業でゲームの企画・運営に従事。
現在は東証一部上場企業に勤務し、プロダクトマネージャーとしてアプリサービス運営・ディレクションに従事。経済メディアに寄稿多数。その傍ら1件300円の企業調査サービス「ブラック企業アラート」を運営中。ライター勉強会コミュニティ「SP-ACE」主宰。

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