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副業未経験ならWebライターで「月3万」目指すのがお勧め!【実現案つき】

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毎月、給与明細を見て

あとこれくらいあれば生活にゆとりが出るのに……

と思わない会社員はほとんどいないでしょう。

生活のゆとりのために副業を始めたい!と思ったとき、最初に考えたほうがよい点についてまとめてみました。

副業歴3年(Webライティング・校閲・編集・アクセサリー組立内職)の筆者の実体験も踏まえています。

目次

副業で稼げる金額の実態について

まず、副業に関する調査結果を見ていきます。

2021年8月13日に公表されたパーソル総合研究所の調査は「副業しない人を含めた場合の対象者=34,824名・副業している場合の対象者=1,703名」と非常に大規模です。

調査は2021年3月に実施され、データの鮮度も高いものです。

この調査によると、「実際に副業している人の実情」は下記のようになります。

正社員が副業にかけている日数:1か月あたり9日

労働時間:1か月あたり29.5時間

副業月収の中央値:4.1万円

時給の中央値:1,883円

パーソル総合研究所、副業に関する調査結果(個人編)を発表副業を行っている正社員は9.3%。企業の容認は進むが、実際の副業者の割合はほぼ横ばい

ただ、実際に副業している正社員は全体の9.3%であり、本業の年収分布内での「副業者の割合」は下記のとおりです。

200万円未満(n=1770):8.9%

200~400万円未満(n=12158):9.8%

400~600万円未満(n=9739):10.8%

600~800万円未満(n=3895):9.3%

800~1000万円未満(n=1607):9.5%

1000~1500万円未満(n=884):8.3%

1500~2000万円未満(n=130):18.8%

2000万円以上(n=127):33.5%

パーソル総合研究所、副業に関する調査結果(個人編)を発表副業を行っている正社員は9.3%。企業の容認は進むが、実際の副業者の割合はほぼ横ばい

年収1500万円以上の層からが副業者の割合が大きく高まっています。

副業に関する情報は増えていますが、「実際にやっている人」はまだまだ少ないのが実情です。

Webライターは「実際に副業している仕事」3位にランクイン

では、実際に副業している人はどのような仕事をしているのでしょうか?同調査からランキング上位を引用します。

1位:Webサイト運営(ブログ運営・YouTubeなど)

2位:配送・倉庫管理・物流

3位:ライター・Webライター

4位:eコマース(インターネット通販・ネットショップ販売)

5位:販売・サービス系職種(店舗内・事務所内)

6位:事務・アシスタント(データ入力含む)

7位:その他専門職

8位:フードデリバリー・配達

9位:医療系専門職種

10位:IT系技術職種

パーソル総合研究所、副業に関する調査結果(個人編)を発表副業を行っている正社員は9.3%。企業の容認は進むが、実際の副業者の割合はほぼ横ばい

Webライターが3位にランクインしています。

新型コロナ流行以前であれば、「飲食店などで週末ダブルワークをする」という方法も検討できましたが、現在は飲食店も休業が強いられており、現実的ではありません。

今から副業を検討する場合は、相手と接触せずに仕事ができる「リモートワーク」で検討していくのが良いでしょう。

リモートワークで「月3万円」を目指すには?

副業を始めるにあたって、まず「月3万円」を目指すのが良いと思います。

「月3万円」を仮の目標として置く理由は、「副収入としてまとまった金額」かつ「頑張らないと実現が難しい」のが「月3万円」だからです。

「東証マネ部!」 (東京証券取引所)のアンケートでも、下記のような結果が出ており、「3~5万円/月」を希望する方が最も多くなっています。

Q. 副業によっていくらの収入アップを期待しますか?

1万円未満 1.2%

1万円〜3万円 26.0%

3万円〜5万円 31.2%

5万円〜10万円 17.3%

10万円以上 22.6%

収入アップは期待していない 1.7%

「東証マネ部!」 (東京証券取引所)

単発で1万円を稼ぎたい場合はメルカリなどで不用品を売ったり、ポイ活をすれば目的が達成できます。しかし、「継続的に3万円」を稼ぎたい場合は、メルカリ・ポイ活は向いていません。

副業で「月5万円」は達成が難しい!?

さらに、副業の場合「月5万円」は達成するまでに時間がかかります。

私自身、月5万円を安定的に得ている現在は下記のような状況です。

  • ライティング案件を始めて2年経過
  • 副業案件のみで3社かけもち

しかも、

  • 土日祝は完全休日
  • 平日の残業もほぼ無しで平日夜を自由に使える

という有利な条件でも、月5万円を安定的に得るまでに2年かかっているのです。したがって、「月5万円」は最初の目標として設定するにはハードルが高すぎます。

リモートワークをするならWebライターがお勧め

そして、現状リモートワークで出来る仕事は

  • Webライティング
  • データ入力・事務
  • 校正・編集
  • Web制作(デザイン・開発)
  • 分析・コンサルティング(企業へ改善案を助言)
  • カウンセリング・コーチング(個人へ助言)

と多岐にわたるのですが、ほとんどが

  • もともと持っている専門技能を活用
  • 文字・動画のみで業務を深く理解する

ことが求められます。

もちろん、Webライターも専門技能が必要な職業です。ここは強調しておきたいです。

しかし、校正・編集や分析・コンサルティングなどと比べると、求められる専門技能のハードルはそこまで高くありません。

そして、Webライターは案件数のボリュームの多さも魅力的です。

ランサーズで21/9/24に調べた結果では、

  • データ作成・テキスト入力:143件
  • ライティング:813件

となっており、専門技能のハードルが低めのデータ作成・テキスト入力と比べると、ライティングの方が案件数が5倍あるという結果でした。

過去の経歴でリモートワークに適した業務経験がない場合、リモートワークをするための最初のステップとして最も現実的なのが「Webライターを目指すこと」と言えそうです。

「月3万円」を副業Webライターで稼ぐための実現プラン

では、続いて「月3万円」を副業Webライターとして稼ぐためのプランについて考えていきます。

平日のみで稼働するパターン

最低限「搾取案件」と言わないでよい文字単価のラインが文字単価0.5円なので、これを基準にします。

0.5円×6万字=3万円

という計算になるので、月に「6万字」を案件で書けるようになるというのが最初のステップです。

わかりやすいように記事単位に直すと、4000文字/記事の場合は「15本」になります。

執筆ペースとしては「1時間1000文字」を基準にすると進めやすいので、1本4~5時間で書くと仮定します。

3万円を稼ぐために月に必要な時間は

4~5時間×15本=60~80時間/月

となります。つまり、本業とは別に月に「60~80時間」を確保できるように動く必要があるのです。1ヶ月の営業日(土日を除いた稼働日)を20日とすると、「3~4時間/日」の確保が必要になります。

「3~4時間/日」のイメージについて更に具体的に言うと、0時までに寝ると仮定した場合、どんなに遅くとも20~21時ぐらいまでには本業を終えておく必要があるのです。

もちろん、実際には通勤時間等もあると思いますので、現実的に時間を確保するには、本業をもっと早く終える必要があります。

週末を稼働時間に含めるパターン

 なお、週末=土日の時間を使う場合、平日にもう少しゆとりを持たせられます。

例えば、土曜も稼働日に含める場合は、「8時間×4日=32時間分」を平日の稼働から引くことができるので、

土曜:32時間/月

平日:48時間/月

という配分で進めていけば良いです。

したがって、平日は週12時間を確保すれば良いということになります。

平日のご都合によって、「週3日は平日夜に稼働し、残りを土曜にまとめてやる」というプランも検討できます。

この例でもっとも伝えたいことは、最初のうちは「本業以外の時間」を可能な限り投入するのが大事ということです。リモートワークに向いている業務経験がもともとないということは、「最初からの学び直し」になるということを認識しましょう。新しいことを身につけるには、時間をこま切れに使うより、可能な限りまとめたほうが効率がよいです。

リモートワーク未経験の状態で純粋に「書く」ことで収入を得る場合は月80時間をかけて3万円を得ることを目指すのが現実的な期待値です。

もちろん、最初から文字単価0.5円以上の案件が取れるならその方が良いですし、慣れてきたら徐々に文字単価をアップさせていくのは全く問題ありません!

「副業にそんなに時間を使えない!」場合はどうしたら?

副業をするために月60~80時間を確保できないご状況の場合は、まず「転職」を考えるのをおすすめします。

転職エージェントに抵抗がある場合でも、Indeedなどの転職サイトが各種ありますし、近年は求人票がGoogleの検索結果にも表示されるようになっています。

お住まいのエリアの近くにどのような求人があるかを探すこと自体は、そこまで時間をかけずに出来るのです。

また、最近の流れとして、東京・大阪などの都市部にお住まいでなくても、お持ちの経験・スキルによっては

  • 都市部に本社がある会社の地方拠点での採用
  • 都市部の会社が直接、フルリモートで雇用

というパターンも充分現実味があります。

フリーランスを検討するのは、「転職の選択肢がすべてなくなってから」でも遅くありません。

下記の記事でも書いていますが、私自身は「いきなりフリーランス」をお勧めしていません。

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よほどのスキルと人脈がない限り、一度職歴を途切れさせてしまうと、元に戻るのが難しいからです。フリーランスになるときは「二度と会社員には戻らない」という片道切符の覚悟でなることを強くお勧めします。

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この記事を書いた人

とうせななみのアバター とうせななみ SP-ACE発起人/プロダクトマネージャー(PdM)

東京大学文学部卒。大学卒業後、複数のソーシャルゲーム企業でゲームの企画・運営に従事。
現在は東証一部上場企業に勤務し、プロダクトマネージャーとしてアプリサービス運営・ディレクションに従事。経済メディアに寄稿多数。その傍ら1件300円の企業調査サービス「ブラック企業アラート」を運営中。ライター勉強会コミュニティ「SP-ACE」主宰。

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